/resume は「前の会話をもう一度開く」コマンド
Claude Code をターミナルで使っていると、作業を途中で切り上げたくなる瞬間が必ず来ます。ビルドの様子を見に行く、別のリポジトリに移る、そもそも一日が終わる。そうやって一度セッションを閉じると、画面上のやりとりは消えてしまいます。
/resume は、そのときに使うコマンドです。Claude Code を立ち上げ直してから /resume と打つと、過去のセッションの一覧が出てきて、そこから選んだ会話の続きを再開できます。
本のしおりに近い
読みかけの本にしおりを挟んでおくと、次に開いたとき何ページ目まで読んだか思い出さなくて済みますよね。/resume はあれに近い感覚です。「前回どこまで話したか」「何を直そうとしていたか」をこちらが説明し直さなくても、Claude 側がそれまでの会話を踏まえた状態から再開してくれます。
逆に言えば、しおりを挟んでいない本を途中から読むようなことをすると、Claude は毎回ゼロから事情を聞くことになります。「このプロジェクトは TypeScript で〜」「さっき直したバグは〜」と説明をやり直す手間、あれが地味に時間を食うんです。
どういうときに使うのか
典型的なのは次のような場面です。
- 昨日の続きのリファクタリング作業を、今日また始めたいとき
- うっかりターミナルを閉じてしまった、あるいは接続が切れてしまったとき
- 並行して複数のテーマを進めていて、別のテーマの会話に戻りたいとき
とくに3つめは便利で、「調査用の会話」と「実装用の会話」を分けておき、必要に応じて行き来するといった使い方ができます。
使い方のイメージ
/resume と入力入力自体はスラッシュから始まるコマンドをひとつ打つだけです。Claude Code のスラッシュコマンドはこの / で始まる形式に統一されていて、/resume もそのひとつという位置づけになります。
新しく始めるのと、再開するのの使い分け
何でもかんでも再開すればいいかというと、そうでもありません。会話が長くなるほど、過去のやりとりが積み重なっていきます。昔の試行錯誤や、途中でやめた方針まで引きずったまま進むと、かえって話が噛み合わなくなることがあります。
再開した方がいい
同じタスクの続き。前提やプロジェクトの事情を共有済みで、そのまま話を進めたい場合。
新しく始めた方がいい
まったく別のテーマに移るとき。前の会話の内容が邪魔になりそうなとき。
ざっくり言えば「話題が地続きかどうか」で判断するといいと思います。別件を始めるのに古い会話を再利用するメリットはほぼありません。
最初に戸惑いやすいところ
よくあるのが、「とりあえず再開しておけば全部覚えていてくれる」と期待しすぎてしまうパターンです。会話の流れは引き継がれますが、その間にファイルを手で編集していたり、別のツールでコードを書き換えていたりすれば、実際のコードと会話の内容がずれます。再開した直後に「今のコードはこうなっている」と軽く伝えておくと、話がスムーズに進みます。
もうひとつ、一覧に出てくるセッションが増えてくると「どれが目的の会話か分からない」という状態になりがちです。作業テーマごとに会話を分けて、ダラダラと一本の会話に全部を詰め込まないようにしておくと、後から探しやすくなります。
覚えておきたいこと
/resume は派手な機能ではありませんが、Claude Code を日常的に使うなら確実に使用頻度が高くなるコマンドです。「中断してもいい」という安心感があると、作業の区切り方が気楽になります。一度セッションを閉じる前に、このコマンドの存在を思い出しておいてください。
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