ひとことで言うと「ブラウザから使えるClaude Code」
Claude Codeという名前を聞くと、たいていの人はターミナル(黒い画面)にコマンドを打ち込んで使うツールを思い浮かべます。実際その通りで、もともとClaude Codeは自分のパソコンのターミナルにインストールして動かすものでした。
web版Claude Codeは、その名の通りブラウザからClaude Codeを使う形態を指します。手元にターミナルを開かなくても、ウェブページ上でClaudeにコードの作業を頼める、というのが基本的な考え方です。
「自宅の作業机」と「レンタルオフィス」で考えてみる
ターミナル版のClaude Codeは、たとえるなら自宅の作業机です。自分のパソコンの中にプロジェクトのファイルがあって、Claudeはその机の上のものを直接触ります。道具も紙も全部手元にあるので小回りが利きますが、その机の前に座っていないと作業は始まりません。
一方でweb版はレンタルオフィスに作業を頼みに行く感覚に近いです。ブラウザという受付を通して依頼を出すと、向こう側の環境で作業が進みます。自分のパソコンの状態に縛られないぶん、外出先のノートPCからでも、極端に言えば普段と違う端末からでも、同じ入り口にアクセスできます。
ターミナル版
自分のPCにインストールして使う。手元のファイルをそのまま扱う、従来からのスタイル。
web版
ブラウザからアクセスして使う。ターミナルを開かなくても依頼を出せる。
何がうれしいのか
いちばん大きいのは環境構築のハードルが下がることです。ターミナル版だと、まずコマンドラインツールを入れて、認証して、プロジェクトのディレクトリに移動して……という手順があります。エンジニアなら慣れた作業ですが、初めての人にとってはここが最初の壁になりがちです。ブラウザで開けるなら、その壁のいくつかは飛び越えられます。
もうひとつは場所を選ばないこと。ちょっとした修正を思いついたときに、いちいち開発機を立ち上げなくてもブラウザから投げておける、という使い方ができます。
逆に、ターミナル版が要らなくなるわけではない
ここは誤解しやすいところなのですが、web版が出たからターミナル版が古くなった、という話ではありません。手元のローカル環境で動かしているサーバーを触ったり、ローカルにしかないファイルを読ませたりといった作業は、やはり自分のPC上で動くターミナル版のほうが素直です。
正直なところ、最初は「ブラウザ版があるならそっちに全部移行かな」と思う人も多いのですが、実際には用途で使い分けるのが現実的です。腰を据えた開発は手元で、ちょっとした依頼や外出先での確認はブラウザで、といった具合ですね。
使い始めるときに意識しておきたいこと
ブラウザ経由ということは、作業の場が自分のパソコンの外にあるということでもあります。どのリポジトリやコードにアクセスさせるのか、どこまでの権限を渡すのかは、ターミナル版以上に意識しておいたほうが安心です。会社のコードを扱う場合は、社内のルールを先に確認しておくのが無難でしょう。
また、Claude Codeの機能はアップデートが速い領域です。web版で今できることの範囲も、時期によって変わっていきます。「ブラウザから使える入り口がある」という位置づけをまず押さえたうえで、細かい対応状況は最新の公式情報で確かめるのが確実です。
覚えておくとよい整理
Claude Codeという道具そのものは同じで、それにどこから触るかという「入り口」が複数あると考えるとスッキリします。ターミナルという入り口と、ブラウザという入り口。どちらから入っても、コードを読んで理解し、変更を提案してくれるという中身の性質は変わりません。
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