/workflows ってなに?
Claude Code を触っていると、/ で始まる「スラッシュコマンド」というものに出会います。/help とか /clear とか、あの手のやつですね。/workflows もその仲間で、名前のとおり「ワークフロー(作業の流れ)」を扱うためのコマンドです。
ざっくり言うと、毎回同じ順番でやっている一連の作業を、ひとまとめの手順として呼び出せるようにするもの、と考えてください。
料理のレシピカードに例えると
カレーを作るとき、頭の中で毎回「玉ねぎ切る → 炒める → 肉入れる → 水入れる → ルー入れる」と順番を思い出しますよね。慣れれば問題ないけど、久しぶりだと「あれ、ルーっていつ入れるんだっけ」となる。
そこでレシピカードを1枚書いておいて、作るたびにそれを見る。カードには手順が順番どおり書いてあるので、迷わないし、家族の誰が作っても同じ味になります。
/workflows はこのレシピカードにあたるものです。「リリース前にやること」「バグ報告が来たときの調査手順」みたいな流れを一度書いておけば、次からはそれを呼び出すだけ。自分でも思い出さなくていいし、Claude にも毎回ゼロから説明しなくて済みます。
なぜ嬉しいのか
Claude Code を使い始めた頃って、毎回プロンプトを一から書いてしまいがちなんです。「このリポジトリのテストを走らせて、失敗したら原因を調べて、直したらもう一度テストして」みたいな長い指示を、毎回タイプする。
これ、3回目くらいで面倒になります。しかも書くたびに微妙に文言が違うので、Claude の動きも微妙にブレる。
手順としてまとめておけば、こうした「毎回書き直す手間」と「書くたびにブレる問題」の両方が消えます。再現性があるというのが一番大きい価値です。
こんな作業が向いている
決まった順番があって、何度も繰り返すもの。逆に、毎回内容がまったく違う探索的な作業は、無理にまとめる必要はありません。
| 向いている作業 | 向いていない作業 |
|---|---|
| リリース前のチェック手順 | 「このエラー何だろう」という単発の調査 |
| 新しい機能を追加するときの型どおりの流れ | 設計をゼロから考える相談 |
| コードレビュー前の自己チェック | 一度きりの実験的な試行 |
使い方のイメージ
チャット欄に / を打つと、使えるスラッシュコマンドの候補が出てきます。そこから /workflows を選ぶ、あるいは直接タイプする、という流れです。
> /workflows
具体的にどんな画面が出てどう操作するかは、お使いのバージョンの表示に従ってください。ここで大事なのは「スラッシュコマンドの1つとして、作業の流れを扱う入口がある」という点です。
最初のうちに気をつけたいこと
いきなり複雑なものを作ろうとしないほうがうまくいきます。よくある失敗が、「あれもこれも」と手順を盛り込みすぎて、結局どこで何が起きているか分からなくなるパターン。
おすすめは、自分が今週すでに3回やった作業から始めることです。3回やっているなら確実にまた4回目が来るし、手順も自分の中で固まっているはず。ここを1本まとめるだけで、体感はけっこう変わります。
もうひとつ。手順は書いて終わりではなく、使いながら直していくものです。レシピカードだって「うちの家族には辛すぎたから次はルー少なめ」とメモを足しますよね。それと同じで、実際に走らせて「ここ抜けてたな」と思ったら足す。この往復があって初めて実用的なものになります。
まとめの代わりに
/workflows は、Claude Code に毎回同じ説明をするのをやめるための仕組みです。魔法のように何でも自動化してくれるわけではなくて、あくまで「自分が普段やっていることを、書き出して名前を付けた」だけ。
ただ、その「書き出して名前を付ける」作業自体に、意外と価値があります。手順を言葉にしてみると、自分がどこで無駄なことをしていたかが見えてくるので。まずは1本、雑でいいので作ってみるところからどうぞ。
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