「このフォルダを信頼しますか?」と聞かれるアレ
Claude Codeを新しいプロジェクトのフォルダで初めて起動すると、いきなり作業が始まるのではなく「このディレクトリのファイルを信頼しますか?」という確認が出ます。ここで「はい」を選んだフォルダのことを信頼済みディレクトリと呼びます。
正直、最初にこれを見たときは「早く動かしたいのに確認多いな」と思うかもしれません。でもこの一手間には、それなりに真面目な理由があります。
なぜ確認されるのか
Claude Codeは、起動したフォルダの中身を読みます。ソースコードだけでなく、そのプロジェクトに置かれた設定ファイルや指示書のようなファイルも読み込んで、それに従って動こうとします。つまりフォルダの中身が、AIへの指示になりうるということです。
例えるなら、知らない人から渡されたUSBメモリを自分のパソコンに挿すようなものです。中身が善意のファイルばかりなら問題ありませんが、もし悪意のある指示が仕込まれていたら、それをそのまま実行してしまうかもしれない。だから挿す前に「これ、本当に信頼できる相手からもらったもの?」と一度立ち止まる仕組みになっています。
信頼の確認は、そのワンクッションです。「あなたが自分で作った、または中身を把握しているフォルダですか?」と聞かれていると考えるとわかりやすいでしょう。
どんなときに気をつけるべきか
自分で作ったプロジェクトや、いつも仕事で使っているリポジトリなら、まず迷わず信頼して大丈夫です。問題になりやすいのは、次のようなケースです。
- インターネットで見つけた知らない人のリポジトリをクローンして、そのまま開いた
- 誰かから送られてきたzipを展開して、中身をよく見ないまま起動した
- サンプルコードとして拾ってきた、素性のはっきりしないプロジェクト
こういうときは、いきなり信頼せずに、まずエディタで中身をざっと眺めてから判断するのが安全です。特に設定ファイルや、プロジェクトルートに置かれた指示用のファイルは目を通しておく価値があります。
「信頼する」とはどこまでの話か
誤解されやすいのですが、信頼済みにしたからといって「Claude Codeが何でも勝手にやる」わけではありません。ファイルの書き換えやコマンドの実行といった具体的な操作については、それぞれ別に許可を求められる場面があります。信頼済みディレクトリの確認は、あくまで入り口の一段目です。
一段目でOKを出したからといって、その先が全部フリーパスになるわけではない。逆に言えば、一段目でNGなら、そもそもそのフォルダの設定を信用して動く土台がありません。
一度答えたらどうなるか
一度信頼したフォルダについては、次回以降そのフォルダで起動しても毎回聞かれるわけではありません。だから「とりあえず全部はい」と押す癖がつきやすいのですが、そこが落とし穴でもあります。押した記憶が残らないぶん、素性の怪しいフォルダを開いたときこそ手が止まるように意識しておきたいところです。
もし判断に迷ったら、いったん信頼せずに終了して、普通のエディタでファイルを見てから開き直せばいいだけです。急いで先に進む必要はありません。
覚えておきたいこと
信頼済みディレクトリは、難しい設定というより「この作業場所、安全ですよね?」という確認だと思ってください。自分の管理下にあるプロジェクトなら気軽に信頼して構いませんし、外から持ってきたコードを開くときだけ少し慎重になる。その線引きさえ持っておけば、日々の作業で困ることはほとんどないはずです。
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