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用語2026年8月24日zip圧縮アーカイブファイル形式コマンドライン

zipって何?ファイルをまとめて圧縮する仕組み

zipは「ファイルをひとつの箱に詰めて小さくする」仕組み

パソコンを使っていると、◯◯.zip という名前のファイルを見かけることがあります。メールの添付ファイルだったり、ネットからダウンロードした素材だったり。あれが zip です。

zip がやっていることは大きく2つあります。ひとつは複数のファイルやフォルダをひとまとめにすること。もうひとつはデータを圧縮してサイズを小さくすることです。

例えるなら、引っ越しのときの段ボール箱に近いです。バラバラの荷物をそのまま運ぶと何往復もすることになりますが、箱に詰めて、しかも隙間なく詰め直せば1回で運べる。zip も同じで、散らばったファイルを1個のファイルにまとめ、さらに詰め方を工夫して容量を減らしています。

なぜ小さくなるのか

「圧縮」と聞くと魔法みたいですが、やっていることは意外と素朴です。データの中に同じパターンが繰り返し出てきたら、「これがここから100回続く」というメモに置き換える、というようなことをしています。

テキストファイルやプログラムのソースコードは同じ単語や記号が何度も出てくるので、zip にするとかなり小さくなります。逆に、JPEG画像や動画ファイルはすでに圧縮済みなので、zip にしてもほとんど縮みません。「zipにしたのに全然サイズが変わらない」というのは、だいたいこれが理由です。

展開しないと中身は使えない

ここが最初につまずきやすいところなのですが、zip ファイルの中身はそのままでは普通に使えません。段ボール箱に詰めたままの食器で食事ができないのと同じで、いったん箱から出す必要があります。この作業を「展開」または「解凍」と呼びます。

複数のファイル
圧縮(zipにする)
1個の .zip ファイル
展開(解凍)
元のファイルに戻る

WindowsでもmacOSでも、zipファイルはOSの標準機能で作れますし開けます。特別なソフトを入れなくても、右クリックのメニューや、ダブルクリックで扱えるようになっています。

コマンドラインで使うとき

ターミナル(黒い画面)で作業するときは、zipunzip というコマンドで同じことができます。

zip -r archive.zip myfolder

これは myfolder というフォルダを丸ごと archive.zip にまとめる、という意味です。-r はフォルダの中のさらに中まで、階層をたどって全部含めるという指定です。

unzip archive.zip

逆にこちらは、zipファイルを展開して元に戻すコマンドです。

環境によっては zip コマンドが入っていないこともあります。その場合は別途インストールが必要になるので、コマンドが見つからないというエラーが出たら、まずそこを疑ってみてください。

よくある使いどころ

実務でzipが登場する場面はだいたい決まっています。ファイルをメールやチャットで人に渡すとき、フォルダごとバックアップを取っておきたいとき、ソフトやライブラリを配布・ダウンロードするとき。どれも「複数のものをまとめて、ひとつとして扱いたい」という状況です。

逆に、日常的に編集し続けるファイルをzipに入れっぱなしにするのは向いていません。開くたびに展開して、直したらまた圧縮して、では手間がかかりますし、直し忘れも起きます。zipは「動かす」「保管する」ためのもの、と考えておくとちょうどいいです。

気をつけたいこと

ひとつ注意点があります。知らない相手から届いた zip ファイルは、安易に展開しないほうがいいです。中身が見えない状態で届くという性質上、ウイルスの運び役にされることがあるからです。差出人に心当たりがない添付zipは、開く前に一度立ち止まってください。

また、日本語のファイル名を含むzipを、作った環境と違うOSで開くと文字化けすることがあります。古くからある形式なので、文字コードの扱いが環境によって揺れているのが原因です。人に渡すときはファイル名を英数字にしておくと、この手のトラブルをだいぶ避けられます。

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