Shiraude Code Docs
用語2026年8月25日AWS_REGIONAmazon Bedrock環境変数AWS設定

AWS_REGIONって何?Bedrock利用時の設定

AWS_REGIONは「どこのデータセンターを使うか」の指定

Claude CodeはふつうAnthropicのAPIに直接つないで動きますが、会社のポリシーなどで「AWS経由で使いたい」というケースがあります。そのときに使うのがAmazon Bedrockという、AWS上でClaudeなどのモデルを呼び出せるサービスです。

AWS_REGIONは、そのAWSのどの地域(リージョン)のサーバーに接続するかを指定する環境変数です。値は us-east-1ap-northeast-1 といった、AWSが決めた地域コードで書きます。

宅配便の配送センターに例えると

AWSは世界中にデータセンターを持っていて、同じサービスでも「東京にあるもの」「バージニア北部にあるもの」がそれぞれ独立して動いています。宅配便でいうと、東京の配送センターと大阪の配送センターがあるようなイメージです。荷物を出すときに「どのセンター宛か」を書かないと、そもそも受け付けてもらえません。

AWS_REGIONはまさにその宛先ラベルです。ここを書き忘れると、Claude Codeは「どこに問い合わせればいいの?」となってエラーになります。逆に、モデルが置かれていない地域を指定すると「そんなモデルはここにない」と言われます。センターごとに扱っている商品が違う、というのと同じですね。

設定のしかた

環境変数として設定します。シェルで一時的に指定するなら次のような形です。

export AWS_REGION=us-east-1

Bedrock経由でClaude Codeを使う場合は、Bedrockを使うという指定と組み合わせて設定するのが一般的です。

export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export AWS_REGION=us-east-1

毎回打つのが面倒なら、シェルの設定ファイル(~/.zshrc~/.bashrc)に書いておくと起動のたびに効きます。

どのリージョンを選べばいい?

正直、最初にひっかかりやすいのがここです。「近いほうが速そうだから東京にしよう」と考えるのは自然ですが、Bedrockで使いたいモデルがその地域で提供されていなければ意味がありません。判断のポイントは次のあたりです。

  • 使いたいモデルが提供されているか — これが最優先。提供状況はリージョンごとに違います。
  • AWSアカウント側でモデルへのアクセスが有効になっているか — Bedrockはリージョン単位でモデル利用の有効化が必要です。
  • データの置き場所に関する社内ルール — 「国内リージョンを使うこと」といった決まりがある組織もあります。
  • 物理的な近さ(レイテンシ) — 上の条件を満たしたうえで、近い方が応答は速くなります。

つまずきやすいところ

よくあるのは、AWS CLIでは動くのにClaude Codeでは動かない、というパターン。AWS CLIは ~/.aws/config のプロファイル設定を読みますが、環境変数として AWS_REGION が入っていないと、ツールによっては地域を判断できないことがあります。うまくいかないときは、まず端末で値が入っているか確認してみてください。

echo $AWS_REGION

空っぽなら設定漏れです。値が入っているのにエラーになるなら、そのリージョンで目的のモデルが使える状態かをAWS側のコンソールで確認する、という順で切り分けると原因にたどり着きやすくなります。

覚えておくとよいこと

要するにAWS_REGIONは「接続先の地域コード」という、それ自体は非常に単純な設定です。ただ、AWSの世界ではリージョンが違えば別の環境として扱われるため、モデルの有無・権限・料金といった話がすべてここに紐づきます。Bedrock経由でClaude Codeを動かすときは、真っ先に確認する項目のひとつだと思っておくといいでしょう。

このページは役に立ちましたか?

AWS_REGIONって何?Bedrock利用時の設定 | Shiraude Code Docs