用語2026年8月2日エージェントチームAgent teamsサブエージェント並行実行実験的機能

エージェントチームとは?Claude Codeを複数人で動かす仕組み

一人で全部やるか、チームでやるか

Claude Codeを普段使っていると、だいたいは「自分 vs Claude」の一対一の会話になります。指示を出して、Claudeが作業して、返ってくる。シンプルで分かりやすい構図です。

ただ、規模の大きい作業になってくると、この一対一がだんだん窮屈になってきます。「フロントエンドの修正」「APIの実装」「テストの追加」を一人のClaudeに順番にやらせると、当然ながら順番に時間がかかる。人間のチームなら3人で分担するところです。

エージェントチーム(Agent teams) は、まさにその「3人で分担する」をClaude Codeでやるための実験的な機能です。複数の独立したClaude Codeセッションを立ち上げて、チームリーダー役が全体を調整しながら並行して作業を進めます。

例え話: 引っ越しの手伝い

友人の引っ越しを手伝う場面を想像してください。

一人でやるなら、キッチンを箱詰めして、次に本棚、次にクローゼット……と順番にこなすしかありません。これが普通のClaude Codeのセッションです。

一方、友人3人で手伝いに行ったとします。誰かが「じゃあ自分がキッチンやるから、君は本棚、君はクローゼットね」と役割を振る。これがチームリーダーの役目です。そして壁には「やることリスト」が貼ってあって、終わったものにチェックを入れていく。これが共有タスクリストです。

さらに、作業中に「クローゼットの段ボールが足りないんだけど余ってる?」と、リーダーを通さず直接他のメンバーに聞くこともありますよね。これがエージェントチームでいうメンバー間の直接メッセージングにあたります。

サブエージェントとは何が違うのか

Claude Codeには以前から「サブエージェント」という仕組みがあります。名前も似ているので混乱しやすいのですが、動き方がけっこう違います。

サブエージェントは、一つのセッションの中で呼び出される「下請け」のようなものです。仕事を受け取って、終わったら親に結果を報告する。それだけです。サブエージェント同士が横で話すことはありませんし、共有のタスクリストを見ることもありません。

エージェントチームのメンバーは、それぞれが独立したClaude Codeセッションです。共有タスクリストを見て状況を把握できますし、メンバー同士でメッセージをやり取りできます。「下請けに仕事を出す」よりも「チームを組む」に近い、と考えると感覚が合うはずです。

サブエージェントエージェントチーム
実体単一セッション内の下請け独立した複数セッション
報告先親のみ共有タスクリスト + メンバー同士
横の連携なし直接メッセージングあり

使うには有効化が必要

エージェントチームは実験的機能なので、標準では使えません。環境変数を設定して明示的に有効にする必要があります。

export CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1

「実験的」という言葉が付いている機能は、仕様が変わったり、思ったとおりに動かなかったりすることがあります。いきなり本番の重要な作業で使うより、まずは壊れても困らないリポジトリで試してみるのがおすすめです。

どういうときに向いているか

正直なところ、小さな修正一つに対してチームを組むのは大げさです。リーダーが役割を振って、メンバーが立ち上がって、状況を共有して……というやり取り自体にコストがかかります。一人で5分の作業なら、一人でやったほうが速い。

向いているのは、複数の独立した作業を同時に進められるケースです。互いにあまり依存しない領域が並んでいて、順番待ちが無駄に感じられるような場面。逆に、前の作業の結果を見てから次を決めるような一本道の作業だと、並行化のうまみがありません。

このあたりの見極めは、実際に何度か使ってみないと勘がつかめない部分です。最初は「これチームでやる意味あったかな」と思うことも多いはずですが、それも含めて実験的機能との付き合い方だと思っておくといいでしょう。

詳細は公式ドキュメント( https://code.claude.com/docs/ja/agent-teams )を参照してください。

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エージェントチームとは?Claude Codeを複数人で動かす仕組み | Shiraude Code Docs