claude agentsって何のこと?
claude agentsは、Claude Codeの中で「サブエージェント」を管理するためのコマンドです。ターミナルでClaude Codeを起動して、そのまま /agents と打つと、自分専用のエージェント(=特定の役割を持たせたAIの分身)を作ったり、一覧を見たり、編集したりできます。
正直、最初にこの機能を聞いたときは「AIが1つあれば十分じゃないの?」と思う人が多いはずです。私もそうでした。でも実際に使ってみると、役割を分けたほうが結果がきれいになる場面が確かにあります。
飲食店の厨房で考えてみる
小さな定食屋を想像してください。開店したての頃は、店主ひとりが注文を取り、野菜を切り、火を通し、皿を洗い、会計もします。回らないことはないけれど、忙しくなると必ずどこかが雑になります。
店が繁盛してくると、揚げ物担当、仕込み担当、ホール担当と役割を分けますよね。それぞれが自分の持ち場のことだけを考えればいいので、判断が速く、質も安定します。
サブエージェントはこの「担当を分ける」に近い考え方です。テストを書くのが得意な担当、コードレビュー専門の担当、ドキュメント整理の担当——といった具合に、それぞれに役割を書いた指示書を持たせておく。そして claude agents は、その担当たちの名簿を管理する場所にあたります。
なぜ役割を分けると良いのか
ひとつのAIにあれもこれも頼むと、指示が長くなりすぎて、途中の細かい条件が薄まっていきます。「TypeScriptで書いて、テストも付けて、あとコメントは日本語で、ついでにこのファイルのリファクタもして……」と積み重ねるほど、どれかがおろそかになりやすい。
役割ごとにエージェントを分けておくと、その担当に渡す指示は毎回シンプルなままです。「レビュー担当」を呼べば、レビューの観点はすでに設定に書いてあるので、こちらは対象を伝えるだけで済みます。
使い方のイメージ
Claude Codeを起動した状態で、次のように入力します。
/agents
ここからエージェントの作成・確認・編集といった操作に進みます。一度作ってしまえば、以降は同じ役割を何度でも呼び出せます。使い捨てのプロンプトではなく、保存された「担当者」として残るのがポイントです。
最初のつまずきポイント
ありがちなのは、エージェントを作りすぎて自分でも把握できなくなるパターンです。「あれ、コードレビュー用って2つ作ってなかったっけ」となると、結局どれを呼べばいいか迷って手が止まります。
もうひとつは、役割の説明がふわっとしすぎているケース。「いい感じにコードを見てくれる人」ぐらいの指示だと、普通にClaudeに聞くのと大差ない答えが返ってきます。定食屋の例で言えば「厨房のことを全部やっといて」と言っているようなもので、それなら担当を分けた意味がありません。
まず何から試すか
いきなり何人分も用意する必要はありません。自分が繰り返しやっている作業をひとつだけ思い浮かべて、それを担当にしてみるのが手堅い入口です。
- 毎回同じ観点でコードを見返している → レビュー担当
- 実装のあとに必ずテストを書き足している → テスト担当
- コミットメッセージの文面をいつも悩む → 文章まとめ担当
ひとり雇ってみて、手間が減った実感があれば増やす。減らなければ役割の書き方を見直す。この繰り返しが一番わかりやすい進め方だと思います。
覚えておきたいこと
claude agents(/agents)は、Claude Codeで役割特化のサブエージェントを管理する入口です。魔法のようにAIが賢くなるわけではなく、「どんな役割を、どれだけ具体的に書けるか」がそのまま出力の質に返ってきます。まずは自分の作業のクセを一つ切り出してみるところからで十分です。
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