/doctor は Claude Code の「健康診断」
Claude Code を使っていると、「なんか動きが変だな」「設定したはずの機能が効いていない気がする」という場面にときどき出くわします。そういうときに最初に打ってみるのが /doctor です。名前のとおり、お医者さんに診てもらうイメージのコマンドで、いまの Claude Code のインストール状態や環境まわりをチェックして結果を見せてくれます。
使い方は拍子抜けするほど簡単で、Claude Code を起動している状態でプロンプトに次のように打つだけです。
/doctor
あとは結果が表示されるのを待つだけ。何かを壊す操作ではないので、気軽に実行して大丈夫です。
車の点検に出すようなもの
車に乗っていて「最近ブレーキの効きが鈍い気がする」と思ったとき、いきなり部品を自分で外して調べる人はあまりいませんよね。まずは整備工場に持っていって、全体をざっと点検してもらう。/doctor はまさにその点検にあたります。
自分で「設定ファイルはここにあるはずだから中を見て、インストール先はここで……」と一つずつ追いかけるのは、知識がないうちはけっこうしんどい作業です。/doctor はその面倒な確認作業をまとめて肩代わりしてくれて、「ここが怪しいですよ」というところまで示してくれます。
どんなときに使うのか
典型的なのは、次のような「原因がはっきりしないモヤモヤ」を抱えているときです。
- インストールしたばかりで、ちゃんとセットアップできているか自信がない
- アップデートしたあとから挙動が怪しい
- 設定を変えたのに反映されている気がしない
- エラーメッセージが出るが、何を直せばいいのか見当がつかない
もちろん /doctor がすべての問題を解決してくれるわけではありません。コードのバグやプロンプトの書き方の問題までは見てくれません。あくまで「環境側に問題がないか」の切り分けをしてくれるコマンドだと考えてください。
切り分けの第一歩としての価値
トラブルシューティングで一番つらいのは、「どこを疑えばいいのか分からない」状態です。環境が悪いのか、設定が悪いのか、それとも自分の使い方が悪いのか。この三つが混ざったまま調べ始めると、だいたい迷子になります。
この流れを一度通しておくと、「少なくとも環境は大丈夫そうだ」という安心が得られます。それだけでも、次にどこを調べるかの判断がぐっと楽になります。逆に /doctor が何か指摘してくれたなら、そこが原因である可能性が高いので、まずそこから手をつければいい。
人に相談するときにも役立つ
チームの同僚に相談したり、不具合を報告したりするとき、「動きません」だけ伝えても相手は困ってしまいます。実際、質問する側も「何を伝えればいいか分からない」ことが多いんですよね。
そんなときに /doctor の結果を添えると、相手は環境まわりの情報をまとめて把握できます。「こちらの環境ではこうなっています」という共通の土台ができるので、やり取りの往復が減ります。報告前にとりあえず実行しておく、くらいの習慣にしておくと便利です。
覚えておきたいこと
/doctor は Claude Code のチャット画面で使うスラッシュコマンドの一つです。スラッシュコマンドというのは、/ から始まる特別な命令で、AI への指示ではなく Claude Code 本体への操作にあたります。だから「doctor って実行して」と日本語でお願いするのではなく、/doctor とそのまま打つのが正解です。
トラブルに遭遇したときに真っ先に思い出せるよう、頭の片隅に置いておくと、いざというときの精神的な余裕が違います。困ったら /doctor。これだけ覚えておけば十分です。
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