/bug は「その場で不具合を報告する」コマンド
Claude Codeを使っていると、たまに「あれ、なんか今の挙動おかしくない?」という瞬間があります。コードを直してと頼んだのに関係ないファイルをいじり始めたとか、明らかに変な応答が返ってきたとか。そういうときに使うのが /bug です。
チャット欄に /bug と打つと、Claude Code自体の不具合を開発元(Anthropic)に報告できます。ポイントは「作業を中断してブラウザでフォームを探しに行かなくていい」こと。今まさに使っている画面から、そのまま報告できます。
レストランでの例え
料理を食べていて「このスープ、ちょっとしょっぱすぎるな」と思ったとします。わざわざ店を出てから公式サイトの問い合わせフォームを探して送るのは面倒ですよね。でも、その場で店員さんを呼んで「すみません、これちょっと…」と言えば数秒で済みます。
/bug はこの「その場で店員さんを呼ぶ」に当たります。しかも、どんな料理をいつ頼んだかという情報を店員さんが把握している状態なので、説明もラクになります。
スラッシュコマンドって何?
/bug の先頭についている /(スラッシュ)は、「これはAIへのお願いではなく、Claude Code本体への命令ですよ」という目印です。この形式のコマンドをまとめてスラッシュコマンドと呼びます。
普通に「バグを報告して」と日本語で書くと、Claudeは「バグ報告について説明しましょうか?」みたいな返事をしてくるかもしれません。/bug と打てば、そういう解釈のブレなしに報告機能が起動します。
どんなときに使うのか
ここは意外と間違えやすいところです。/bug はClaude Code自体の不具合を報告するためのものであって、あなたが書いているプログラムのバグを直してもらうためのものではありません。
/bug を使う場面
- Claude Codeがクラッシュした・固まった
- コマンドが期待どおりに動かない
- 明らかにおかしい応答が返ってきた
- 表示が崩れる、エラーメッセージが出る
/bug ではない場面
- 自分のコードのバグを直したい → 普通に会話で依頼する
- 使い方が分からない → ドキュメントや質問で解決
- 新機能がほしい → 要望であって不具合ではない
自分のコードのバグなら、「このテストが落ちるので原因を調べて」と普通に書けばいいわけです。/bug はあくまで「道具そのものが壊れている」ときのためのもの。
使い方の流れ
入力自体はこれだけです。
/bug
あとは画面の案内に従って、何が起きたかを書きます。ここで大事なのは再現手順を具体的に書くこと。「動かない」だけだと、受け取った側は何も手が出せません。
伝わる書き方・伝わらない書き方
| 伝わりにくい | 伝わりやすい |
|---|---|
| 動きません | ◯◯を実行した直後に応答が止まって、それ以降入力を受け付けなくなりました |
| 変な結果になる | Aというファイルの修正を頼んだのに、指定していないBが書き換えられました |
| エラーが出ます | エラーメッセージ「◯◯」が表示されます(実際の文言をそのまま貼る) |
「何をしたら」「何が起きて」「本来どうなってほしかったか」。この3点が書いてあれば、まず十分です。
報告してもすぐ直るわけではない
正直なところ、報告したら翌日に直っている、というものではありません。開発側が内容を確認して、再現するか調べて、優先度を判断して、という流れがあります。
ただ、同じ問題に困っている人が他にもいる場合、報告が集まることで「これは優先して直そう」という判断につながります。自分の報告が直接すぐ反映されなくても、無意味ではないということです。
報告する前にちょっと確認したいこと
送る前に、それが本当に不具合かどうかを一度考えてみるといいです。よくあるのは、Claude Codeへの指示が曖昧だったせいで意図しない動きになったケース。これは不具合ではなく、指示の問題です。
また、Claude Codeを再起動したら直った、というパターンもあります。一時的な通信の問題だったりするので、まず再起動を試してから判断するのが無難でしょう。
とはいえ、「これバグかな?自分のミスかな?」と迷って結局報告しない、というのが一番もったいない。判断がつかないなら、迷ったと正直に書いて送ってしまえばいいと思います。/bug が手元のコマンドとして用意されているのは、そういう気軽さのためでもあります。
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