/checkup は「環境の健康診断」をしてくれるコマンド
Claude Codeを使っていると、「なんか動きがおかしいな」「MCPサーバーがつながらないな」といった場面にときどき出くわします。そんなときに最初に打ってみるといいのが /checkup です。名前のとおり、Claude Codeが動いている環境を一通り点検して、どこに問題がありそうかを教えてくれるコマンドだと考えてください。
イメージとしては、健康診断に近いです。体調が悪いとき、いきなり専門の検査を受けるより、まず身長・体重・血圧・血液検査といった基本項目をまとめて測って「どこが異常値か」を洗い出しますよね。/checkup もそれと同じで、Claude Codeまわりの基本項目をまとめてチェックして、怪しいところを浮かび上がらせてくれます。
スラッシュコマンドって何?
先に前提の話をしておくと、Claude Codeの対話画面では、普通に日本語や英語で指示を書くとAIがコードを書いたり調べたりしてくれます。でも、それとは別に / (スラッシュ)で始まる特別な命令があって、これをスラッシュコマンドと呼びます。
スラッシュコマンドは、AIにお願いするのではなく、Claude Code本体の機能を直接呼び出すものです。たとえば「AIに聞く」のがお店の店員さんに相談することだとすると、スラッシュコマンドは「店内の案内板を見る」「レジのボタンを押す」ような、仕組み側の操作にあたります。/checkup もその一つで、入力欄に /checkup と打ってEnterを押すだけで実行できます。
> /checkup
どんなときに使うのか
使いどころはシンプルで、「何かがうまく動いていない気がする」ときです。具体的には次のような状況が典型的です。
- インストールや初期設定を終えたばかりで、本当に正しくセットアップできたのか確認したい
- 追加したMCPサーバーや外部ツールが、ちゃんと認識されているか知りたい
- 急にエラーが出るようになり、原因の当たりをつけたい
- チームメンバーに不具合を相談する前に、自分の環境の状態を把握しておきたい
正直なところ、最初のうちは「エラーが出たらとりあえず再インストール」で済ませてしまいがちです。でも、再インストールは時間がかかる上に、設定ファイル側の問題だった場合は何も解決しません。先に /checkup で状況を見ておくと、「そもそも設定ファイルの書き方が間違っていた」「認証が切れていただけだった」といった、再インストールでは直らない原因に気づけることがあります。
結果をどう読むか
点検結果が出たら、全部を完璧に理解しようとしなくて大丈夫です。見るべきは「問題あり」と示された項目だけ。健康診断の結果用紙でも、まず見るのは基準値から外れた行ですよね。それと同じ発想です。
そして、Claude Codeの便利なところは、その結果をそのままAIに相談できる点です。/checkup の出力を見たあとに「この警告はどう直せばいい?」と素直に聞けば、具体的な対処を提案してもらえます。わざわざ別の検索窓を開く必要がありません。
覚えておきたいこと
/checkup は問題を「見つける」ためのコマンドであって、すべてを自動で直してくれる魔法のボタンではありません。健康診断が病気を治してくれるわけではないのと同じで、診断結果を受けてどう対処するかは別のステップになります。
ただ、原因がわからないまま手探りで設定をいじるのと、「ここが怪しい」と当たりがついた状態で手を動かすのとでは、解決までの時間がまったく違います。トラブルが起きたときの最初の一手として、頭の片隅に入れておくと役に立つコマンドです。
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