JetBrainsって何者?
プログラミングを始めると「IDE(統合開発環境)」という言葉に出会います。コードを書くためのエディタに、実行・デバッグ・補完・検索などの機能が全部乗っかったソフトのことです。JetBrainsは、そのIDEを作っている会社の名前です。
料理に例えるなら、テキストエディタが「まな板と包丁」だとすると、IDEは「調理台・コンロ・シンク・収納が一体になったシステムキッチン」みたいなものです。JetBrainsはそのシステムキッチンを何十年も作り続けてきたメーカー、というイメージが近いと思います。
JetBrainsが作っているIDE
JetBrainsの特徴は、言語ごとに専用のIDEを出していることです。名前を聞いたことがあるものもあるんじゃないでしょうか。
| 製品名 | 主な対象 |
|---|---|
| IntelliJ IDEA | Java / Kotlin などJVM系 |
| PyCharm | Python |
| WebStorm | JavaScript / TypeScript などWeb系 |
| GoLand | Go |
| PhpStorm | PHP |
| RubyMine | Ruby |
| Rider | .NET / C# |
| CLion | C / C++ |
「言語ごとに別のIDEって面倒じゃない?」と思うかもしれませんが、逆に言うとその言語に特化した補完やリファクタリング機能が最初から入っている、というのが売りです。Androidアプリ開発で使うAndroid Studioも、IntelliJ IDEAをベースにGoogleが作ったものです。
Claude Codeとの関係
ここが本題です。Claude Codeはもともとターミナル(黒い画面)で動かすツールですが、JetBrains系のIDEから使えるようにする拡張機能も提供されています。つまり、普段IntelliJ IDEAやPyCharmでコードを書いている人が、IDEを離れずにClaude Codeに指示を出せる、ということです。
ターミナルで使う
エディタとは別のウィンドウでClaude Codeを動かす。どのエディタを使っていても関係なく動く、いちばん素直な形。
JetBrains IDEから使う
普段のIDEの中にClaude Codeが同居する。今開いているファイルや選択範囲といった「文脈」をIDE側と共有しやすい。
正直なところ、最初は「ターミナルで十分では?」と思う人も多いです。実際それで困らない場面も多いんですが、コードを読みながら「ここ直して」と頼むような作業だと、IDE側で選択している箇所をそのまま渡せる方が説明が短く済みます。このあたりは好みと作業内容次第です。
VS Codeとどう違うの?
初心者がよく混乱するのが「VS CodeとJetBrains、どっち?」という話です。ざっくり言うと、VS Codeは無料で軽く、拡張機能を足して自分好みに育てていくタイプ。JetBrains製IDEは有料製品が中心で(一部にCommunity Editionなど無料版あり)、最初から重装備で、特定言語の解析力が強いタイプです。
どちらが正解ということはなく、チームや現場で使われている方に合わせるのが無難です。Claude Code自体はどちらの環境でも使えますし、そもそもターミナルさえあれば動きます。
覚えておくとよいこと
「JetBrains」という単語が出てきたら、それは特定の機能名ではなく、IntelliJ IDEAやPyCharmといったIDE群を作っている会社・製品ファミリーの総称だと思ってください。Claude Codeのドキュメントで「JetBrains」と書かれていれば、たいていは「それらのIDEから使う場合の話」を指しています。
まだどのIDEを使うか決めていない段階なら、無理にJetBrainsを選ぶ必要はありません。使っている言語の現場で標準になっているものを選び、あとからClaude Codeを組み合わせる、くらいの順番で十分です。
このページは役に立ちましたか?