Claude Codeには、複数のマシンで動いているセッション同士がメッセージをやり取りできる「SendMessage」という仕組みがあります。今回のv2.1.225で、この使い勝手が少し変わりました。
これまでのSendMessageは、いわば「返信専用」でした。相手のセッションから先に話しかけられた場合にだけ、そこに返事を送ることができる。つまり自分から会話を始めることはできず、常に相手のアクションを待つ必要があったわけです。
今回のアップデートでは、こちらから会話を「開始」できるようになりました。しかも、相手を名前で指定できます。ListAgentsというコマンドを使うと、今つながっている他のマシンのセッションが「name [ref]」という形式で一覧表示されるので、そこに載っている名前を指定して話しかけられる、というイメージです。
そもそもRemote Controlって何?
この機能を理解するには、まずRemote ControlとRemoteセッションの関係を知っておくと分かりやすいです。Remote Controlは、離れた場所にあるマシンのソフトウェアを操作するための仕組み全般を指します。Claude Codeでは、自分の手元とは別の場所で動いているセッション(Remoteセッション)に対して、指示を送ったり状況を確認したりできるようになっています。
たとえば、自宅のPCで作業を進めながら、会社のサーバー上で動いているClaude Codeのセッションにちょっとした確認をしたい、というケースを考えてみてください。以前は「相手から話しかけてもらうのを待つ」形でしか会話が始められなかったので、こちらから能動的に「進捗どう?」と聞きに行くことができませんでした。今回のアップデートで、その不便さが解消された形になります。
何が嬉しいのか
複数のマシンで並行してClaude Codeを動かしている人にとっては、地味に大きな変化です。今まではどのセッションが動いているか把握していても、そこに話しかける手段がなく、向こうからの連絡を待つしかありませんでした。
今回からはListAgentsで相手の名前を確認し、その名前を指定してこちらから話しかけられます。たとえば「あのマシンでのビルドは終わった?」「このタスクを追加でお願いできる?」といったやり取りを、自分の都合の良いタイミングで送れるようになったわけです。
| これまで | 今回から |
|---|---|
| 相手から話しかけられた場合のみ返信できる | こちらから会話を開始できる |
| 相手を名前で指定できない | ListAgentsの一覧にある名前で指定できる |
複数のマシンをまたいで作業する機会がまだ少ない人にはピンとこないかもしれませんが、複数拠点や複数環境でセッションを同時に走らせている人にとっては、連絡の主導権をこちらが握れるようになった、という点が実務上の大きな違いです。
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