今回のアップデートの内容
Claude Codeにはマーケットプレイスという仕組みがあります。ここから拡張機能(プラグイン)を取ってきて使えるわけですが、企業や組織でClaude Codeを使う場合、「どのマーケットプレイスなら使っていいか」「どのマーケットプレイスは使ってはいけないか」を管理者側で制御したい場面があります。
その制御に使うのが strictKnownMarketplaces(許可リスト)と blockedMarketplaces(禁止リスト)という管理設定です。これまではマーケットプレイスを個別に1つずつ書き並べる必要がありましたが、今回のアップデートでこの2つの設定に「オーナー名のワイルドカード」、つまり "owner/*" という書き方が追加されました。
オーナー名のワイルドカードって何?
GitHubでは、リポジトリは必ず「誰か(組織や個人)/リポジトリ名」という形で存在します。例えば anthropics/claude-code なら、オーナーは anthropics という組織です。
"owner/*" という書き方は、「このオーナーが持っているマーケットプレイスのリポジトリなら、名前を問わず全部まとめて対象にする」という意味になります。* はワイルドカードと呼ばれる記号で、「なんでもいい」という意味を持ちます。
これを使うと、例えば自社のGitHub組織を mycompany だとして、"mycompany/*" と1行書くだけで、その組織配下にある全部のマーケットプレイスリポジトリを許可(または禁止)できるようになります。
何が嬉しいのか
これまでのように1つずつリポジトリ名を書く方式だと、新しいマーケットプレイスをその組織内に作るたびに設定ファイルを書き換える必要がありました。組織の規模が大きくなるほど、この管理はだんだん面倒になっていきます。
ワイルドカードを使えば、組織単位でまとめて許可・禁止のルールを1回書くだけで済みます。新しいリポジトリが増えても設定を追記する手間がありません。
これまで
"mycompany/team-a-marketplace""mycompany/team-b-marketplace"
のように1つずつ列挙する必要があった
今回から
"mycompany/*" と書くだけで、mycompany 組織配下の全マーケットプレイスをまとめて指定できる
どんな時に使うと嬉しいか
例えば会社としてClaude Codeを導入していて、「自社のGitHub組織で公開しているマーケットプレイスだけを使ってよい」というルールを作りたいとします。この場合、strictKnownMarketplaces に自社組織のワイルドカードを1行書くだけで、社外の得体の知れないマーケットプレイスが使われるのを防ぎつつ、社内で新しく作られたマーケットプレイスも自動的に許可対象に含められます。
逆に、「このオーナーのマーケットプレイスは危ないので一切使わせない」という場合は、blockedMarketplaces にそのオーナーのワイルドカードを書けば、そのオーナー配下のリポジトリを丸ごとブロックできます。
これらの設定は管理者が組織全体に配布する「managed settings」で使うものなので、一般の利用者が普段の作業で意識するものではありません。ただ、組織でClaude Codeの利用ルールを整備する担当者にとっては、設定の手間がぐっと減る便利な変更です。
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