Shiraude Code Docs
新機能2026年8月21日コンテキストウィンドウコンパクション環境変数アップデート

大きなコンテキストも200Kに自動で収める仕組み

Claude Codeのv2.1.223で、コンテキストウィンドウの扱いに関する少し地味だけど大事なアップデートがありました。今回は環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXTの話です。

そもそも1Mコンテキストとは

Claudeのモデルの中には、一度に扱える情報量(コンテキストウィンドウ)が非常に大きい「100万トークン(1M)」対応のものがあります。普段私たちが使う多くのモデルの上限は20万トークン(200K)前後なので、1M対応モデルはその5倍もの量を一度に読み込めるということになります。

大きなリポジトリを丸ごと読み込ませたり、長い会話を続けたりする場合には心強い機能ですが、コンテキストが大きいほどコストも上がりますし、モデルによっては1M枠を使わずにあえて200Kに抑えて動かしたいというニーズもあります。そのための設定がCLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXTという環境変数でした。

今回の変更点

これまでは、この環境変数が効く対象が「あらかじめ決められた一部のモデルのリスト」に限られていました。つまり、新しいモデルが1M対応で登場しても、そのリストに追加されるまではこの設定が正しく効かない、という抜け漏れが起きうる作りだったわけです。

今回のアップデートでは、この仕組みが「固定リストに載っているモデルだけ」から「ネイティブに1Mウィンドウを持つすべてのClaudeモデル」を対象にするよう変更されました。対象を個別に指定する方式から、条件(1M対応かどうか)で判定する方式に変わったイメージです。

そして、実際に200Kへ抑える処理を担っているのがコンパクション(自動要約)の仕組みです。コンテキストが膨らんできたときに自動で要約して圧縮することで、実質的に200K相当に収まるよう制御しています。

収まらなかったときの警告

加えて、もし自動コンパクションによってもセッションを200Kに収めきれていない場合には、起動時に警告が表示されるようになりました。これまでは「本当は200Kに抑えたかったのに実は抑えられていない」という状態に気づきにくかったのですが、これで設定と実態のズレにすぐ気づけるようになります。

どういう時にありがたいか

普段この環境変数を意識して使っている人は多くないかもしれませんが、コストを厳密に管理したいチームや、モデルごとの挙動差を把握しておきたい人にとっては地味に効いてくる変更です。「設定したつもりが実は効いていなかった」という見えないズレを、起動時の警告という形で早めに拾えるようになった、と捉えると分かりやすいと思います。

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