何が起きていた問題か
Amazon Bedrock経由でClaude Codeを使っている人の間で、作業中に急に /login を求められて先に進めなくなる、という不具合がありました。特に、Claude Platform on AWS(Bedrock経由の利用形態)や、Mantle経由のセッションで発生していたとされています。
原因はAWSの認証の仕組みにあります。AWSでは一時的な認証情報(STSトークン)を使ってアクセスするのが一般的で、このトークンには有効期限があります。期限が切れると、本来は裏側で自動的に更新されるべきなのですが、そこがうまく動かず、Claude Codeが「認証が切れました、もう一度ログインしてください」という状態のまま止まってしまっていました。
厄介なのは、ここで案内される /login を実行しても解決しない、いわゆる「詰み」の状態になっていた点です。作業中に急にセッションが動かなくなり、しかも案内通りにログインし直しても直らないとなると、原因が分からず困ってしまいますよね。長時間のセッションほどトークンの有効期限に引っかかりやすいため、じっくり作業していたタイミングで急に中断される、という体験をした人もいたはずです。
今回の修正内容
v2.1.198のアップデートで、この問題に対応する修正が入りました。ポイントは「awsAuthRefresh が自動的に実行されるようになった」ことです。
awsAuthRefresh は、AWSの認証情報を更新するために実行するコマンドを指定しておく設定項目です。これ自体は以前から存在していましたが、STSトークンが切れたタイミングで確実に呼び出される、という部分がうまく機能していなかったと考えられます。今回の修正によって、トークンの期限切れを検知した際に awsAuthRefresh が自動で走るようになり、ユーザーが手動で何かをしなくても認証が裏側で更新されるようになりました。
つまり、これまでは「トークンが切れる→止まる→/loginしても直らない」という流れだったのが、「トークンが切れる→裏側で自動的に更新→そのまま作業継続」に変わった、ということです。
この修正が嬉しい場面
特に恩恵が大きいのは、Bedrock経由でClaude Codeを長時間使っている人です。例えば大きめのリファクタリングや、じっくり調査しながら進めるようなタスクでは、セッションが長時間になりがちで、その分STSトークンの有効期限に達する可能性も高くなります。今回の修正によって、そうした長時間セッションでも「気づいたら止まっていた」という事態を心配しなくてよくなります。
普段AWS環境をあまり意識せず使っている人でも、この修正の恩恵は自然に受けられます。裏側の認証周りの話なので、特別な設定変更をしなくても、アップデート後は自動で挙動が改善されているはずです。
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